ブラック企業での過労死報道が相次いでいるのが現代社会の現実です。
そして、IT業界においてもこうしたブラック企業というのは一定数存在しており、抜け出し方を模索している人も多くいます。

よく企業戦士と言われた世代の人たちからは、忙しいのは当たり前ではないかという声があがることも少なくありませんが、働き方改革などの健康労働意識が高い現代ではこの考え方は時代にそぐわないと言えます。
ですので、IT業界においても働き方と生活のバランスを意識していかねばならないということになります。

IT業界と聞くと、リモートワークや自由な働き方ができるというイメージを持っている方も少なくありませんが、それは一概にはそうとは言えないのがIT業界の現実です。
特に、過密スケジュールの下に深夜までパソコンに向かわなければならないのも、ソフトウェアエンジニアにはよくある光景です。

ただ、IT業界がすべてブラックなのかと言われれば必ずしもそうではありません。
Web3.0の進展とともに分散型ネットワークの下、東京一極集中を是正する観点からも地方を含む自由な場所で仕事ができるホワイトな環境も整備されつつあります。

特に、パソナグループの兵庫県淡路島への移転は記憶に新しいところです。
このように、ブラック企業から抜け出し方としても道は存在しています。

IT業界において、特段にオフィスでなくとも仕事ができるというイメージが社会に浸透してきたのだと言えます。
これからもホワイトな労働環境は、ブラックな環境からの抜け出し方としても加速度的に広まっていくことでしょう。